私の英語は伝わっているだろうか、語彙力がないから不快な気持ちにさせていないだろうか...
英語を学び始めて少したつと、そのような気持ちばかりが前にでてきたのです。
そんな時に満面のスマイルと共によく使用していたフレーズがこちら!
「私の英語は十分ではないので、ジェスチャーや笑顔でごまかしています」
友人の紹介で初めて会った方や、お店や道で困っている方に話しかけた時など使っていたのですが、これを言った後みんな「そんなことないよ!よくできてるよ」や「大丈夫、何を伝えたいかわかるよ」とみんな優しく返してくれました。笑顔は世界共通のパスポートということを実感しました。
決して正しい英語と言われるものにこだわりすぎず「ハーイ!」「ハロー!」と気軽に話しかけ、自分が知ってる限りの単語や中学英語で一生懸命伝えるという気持ちが伝わったからだと思います。
日本にいながらも英語で他の国の方々と英語を通じてお話をしてきました。アメリカ、イギリス、カナダ、台湾、香港、韓国、タイ、フランス、スペイン、セントルシア、カメルーン、フィリピン、インドなどなど
母国語が英語ではなく第2言語という方もいますし、日本語の勉強はもちろん中国語などの新たな言語を平行して勉強している方もいました。好きなドラマやアニメ、音楽など興味があることに絡めて楽しく継続できるよう学んでいました。
インド彼の場合は友人・家族・学校など環境や状況によって言語を変える必要があったため日本語を含めると8つの言語になるとのことで、びっくりしすぎて「えーっ」しか出てこなかったです。
また、日本語を大学などで勉強してから日本へきても教科書と全然違うよ~と嘆いていた友人もいました。英語を勉強している私もそういうのある!お互い教科書通りにはなかなかいかないものだね、一緒だねと笑いあっていました。
個人差はありますが、彼ら彼女らも日本語を間違えるのを恐れずどんどん使っている人の方が上達が早いと身近にいて感じたので、私も恐れることなくどんどん間違ってやれという勢いで、勉強したフレーズを使用して反応を見たり、不自然さはないか確認させてもらいました。
ある時アメリカの友人が「日本人の友人がほしいけど話しかけても I can’t speak English や I don’t know と言われてそれで終わってしまう、日本語で話しかけてるのに...お店に買い物行ってわからないから店員さんに日本語で聞いてもびっくりされちゃうこともあるし...だからすし子は変わってるよ、いい意味で」と言われたこともあります。
たまたま見かけたショッピングモールで「ハーイ」っていきなり話しかけたのをきっかけに友人になったせいだと思います笑 その当時は友人をたくさん作って、いつか母国に帰った友人達の国を回りながら旅行に行きたいという思いもあったので、どんどん声をかけてました。
ちなみにうちの母は、友人を自宅へ招くと「 I can’t speak English 」と得意気に言っていましたが、友人は「お母さん英語しゃべってるじゃん」と日本語でつっこみ、母唖然としてました。
母「あっ 、そうだね しゃべってた」と恥ずかしそうにその場を離れ自室へ、友人帰宅後に「まさか日本語で返されると思わなかったし、本当にその通りだと思ったら言葉でなくなっちゃった笑」とのこと。
それから母はそのフレーズを使わずに「ハロー」「ハウ アー ユー?」とコミュニケーションをとってくれるようになりました。どう英語で言っていいかわからない時は日本語がなぜかカタコトでしたが、カタコトになっちゃう気持ちよくわかるよ~と、心の中で思ってたなー。
英語力も大切ですが、お互いの文化を尊重しあって、コミュニケーションをとるという柔軟さが必要
日本語では「やさしさが溢れる」「喜びに満ち溢れている」などの言葉がありますよね、感情がいっぱいに満ちている様子を表現する言葉ですが言葉が通じなくても思いやり・優しさ・一生懸命さって溢れて相手もそれを感じ取ることができるんですね。言葉が多少チグハグな分、目から体から伝わることも結構あります。
コミュニケーションとるのが得意ではないという方は、是非ノンバーバルコミュニケーションについて1度調べてみることをおススメします。会話をする時など人は、言葉以外の情報を多く感じ取っています。表情や視線、仕草や見た目などの情報の方が言葉よりも印象に残ります。
極端にいうと見た目7割、言葉理解3割という感じです。
「えっ、じゃあ普段全然人って話聞いてないじゃん」ってなる人もいると思うのですが、それくらい大事だよーってことだけでも伝われば嬉しいです。
出川哲郎さんの出川イングリッシュは少し極端かもしれませんが、世界の果てまでイッテQの番組の中で、英語のみでお買い物をするというお題があり、出川さんの独特の言い回しや、ジェスチャーなどが楽しくて笑っちゃって勇気をもらいました。見てみたい方はYoutubeにもあると思うので「出川イングリッシュ」で探してみてください。
教科書通りの英語も基本をしっかりと学ぶには重要なことですが、間違えを恐れずにどんどん話してみる、間違えたらそれを正しい方向にいつでも方向転換できる柔軟さを身に着けたいものです。
ちなみに彼の事は、初対面ではそうでもなかったのですが、ちょっと意地悪なやつだと思っていました。パンチの聞いたジョークが好きで、はっきり裏・表なく伝えてくるせいだったと思います。その時の私は、人が一生懸命やってるのに意地悪だなって感じてしまっていましたが、彼は彼なりにはっきり伝えた方がその人のためになるというスタンスだったことが後に発覚しました。
今思えばありがたいことです!自分の間違いを素直に受け取れるか、攻撃ととるかの選択によって、より良い成長につながるってこともあります。文化や語学の違いを埋めるには会話をしていく、お互いを理解し合う時間を作っていくということが大切だと思っています。
独学で頑張っている方へ
やってみないと、使ってみないとわからない!努力は裏切らない!
Let’s try !We can do it :)
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